RiTEK4倍がいまいちな感じになってしまっていたので、RiTEK8倍のストラテジを使って焼いてみます。

今度はCMCのときみたいにカラムが同じだったりしないので、ちょっとややこしい改造をします。

TEAC DV-W516Eのファームは12バイトのIDがあって、その1バイト手前に速度が16進数で記載されてます。
(4倍なら04、8倍なら08、12倍なら0C、16倍なら10。12倍なんてありませんけどね。)
そこも含めて、IDから前の18バイトがストラテジになってます。
で、上のようにRITEKG05のストラテジをそのままRITEKG04の部分に貼り付けてやりました。

ところが、このままではチェックサムの値が不整合になってしまいます。
ファームアップ時に部分ごとに4バイト毎の、更に列ごと(2バイトごと?)の2重のチェックが行われます。
前者にひっかかると「ファームが破損しています」と出てファームアップ自体が不能になり、
後者にひっかかると再起動時にドライブ名がbootになってしまい、トレイが排出できません。
チェックサムがどこにあるかとかは不明なんですが、-Rのストラテジが記載された部分内で、
列ごとの整合が取れるように辻褄を合わせてやれば、チェックサムが回避できます。

今回は日本に入ってくることはしばらくないだろうと思われる、一番下にあるINFODISC-R20に犠牲になってもらいます。


このように、整合が取れるようにぶっつぶします。

さて、じゃあ焼いてみましょうか。
メディアはSPARK for Professional Use DVD-R 4xを使用しました。
計測ドライブはBenQ DW1640Rです。



デフォルトのストラテジで焼いたもの。

POFは出てませんが、かなり嫌な感じになってしまってます。


で、RITEKG05のストラテジで……なので、8倍焼きができたりします。ちょっとやってみた。

無謀なことやるもんじゃなか……_| ̄|○


で、オチがついたところで最後にG05ストラテジで4倍焼き。

まだちょっと怪しい感じもしますが、一応1.0Bの時くらいにはなりました。
というか、このメディア自体の性能があんまり良くないって噂も。
あまり突っ込んだ所で良くなりそうな気もしませんし、とりあえずこのくらいで満足しときましょう。


ちなみに、この方法を使えば三菱を犠牲にせずにCMC8倍を改善する事も可能ですし、
あるはずのないストラテジ(例えばOPTO8倍)を勝手に作り出したりすることも可能です。




9/24追記
各ストラテジの番号もRITEKG05のものに入れ替えてみたところ、8倍でもそこそこ焼けるようになったようなので
結果をちょっと掲載してみます。





これくらいなら結構使えそうですよね。
いや、某所で指摘された部分を修正したついでに弄ったものなんですが、
ついでにしては結構使えそうな感じ。
……ってことで、次のファーム更新まで検証にはこのファームを使うことに致します。