BenQ DVD-RW/+RW 16x LightScribe DW1655 -Burn Quality Test-



パッケージと基本情報 / DVD書込性能チェック / 本体、基盤等の画像各種 / 何故かBQflash......orz / DW1640からの変更点



トップページへ

パッケージ画像と基本情報

BenQ DW1655
\6252 (Meritline.com)

BenQより発売のLightScribe対応型デュアルドライブ。型式番号はDW1655。
既に海外のShopには軒並み入荷しているものの、ベンキュー・ジャパンによると
日本での発売予定は今の所無いとのこと。
…とアナウンスされてたんですが、3/14にDW1650の日本発売が決定した模様
DW1650のLightScribe対応型である1655が日本で発売されるかどうかは正直微妙です。
書き込み速度等、SB2以外に特に目新しい機能は無く、日本で発売無しということで
普通なら「いいなー向こうでは売ってて」くらいに思ってスルーする所なのですが……

実はDVDに対してもOverBurnが有効になってるらしい。


出たよ、BenQお得意の魔性の付加機能。こんなの見た後じゃとてもスルーなんてできよう筈がない。
で、もう日本でいつまでもまごついてたんじゃ手に入らんって事で、
またも海外通販で購入することになりました。


DVD書込み性能チェック

Overburn@DVD+R (1) Overburn@DVD+R (2) Overburn@DVD+R (3)
DVD-R 16x A DVD+R 16x A DVD-R 8x A DVD+R 8x A DVD-R 4x A DVD+R 4x A
DVD-R 16x B DVD+R 16x B DVD-R 8x B DVD+R 8x B DVD-R 4x B DVD+R 4x B
DVD-R 16x C DVD+R 16x C DVD-R 8x C DVD+R 8x C DVD-R 4x C DVD+R 4x C
DVDR 1x/2.4x DVD-RW DVD+RW DVD+DL CD-R

DVD-R/+RメディアのA/B/Cのグループ分けについて
A......主に国産品や国内メーカーのIDを持ったディスクです。maxellやThat'sをはじめ、三菱やUNIFINOもここに入ります。
B......台湾の最大手6社のメディアです。RiTEK/CMC/Prodisc/DAXON/OPTODISC/GigaStorage。
C......台湾のその他有象無象メーカーや台湾以外等、いわゆる「あやしいメディア」です。ごめんPrinco、お前もここだ。
GroupA are......TaiyoYuden, Verbatim(Mitsubishi), TDK, RICOH, maxell, Intermedia, AMC and other MIJ.
GroupB are.......RiTEK, CMC, Prodisc, DAXON, Optodisc, and GigaStorage.
GroupC are.......PRINCO, BeAll, Infomedia, Ume, VDSP, VANGUARD, ......and others.


本体、チップ、基盤等の画像各種

BenQというとあのリテールのベゼルが嫌いだという人が結構いるので、
(↓こんなやつね)


バルクもリテールも両方売ってたんですが今回はバルク版を購入してみました。
気になるベゼルデザインはこんな感じでした。


ちょっと拡大。


BenQらしい至ってシンプルなデザインです。DW1640と違い、LightScribeのロゴが。



こちらはラベル画像。(クリックで拡大)

Made in Chinaになってます。



で、お約束の基盤画像。(これもクリックで拡大)

なんか所々にバーコードが目立ちます。(携帯で読み取ってみたい衝動に駆られますが…)




何故かBQflash......orz

届いたはいいんですが、PCに取り付けてみると何故か……

ATAPI DVD LS 8X16X8X16という名前のドライブとして認識されてしまいます。
ファームの何かGCABという謎のファームが入っていました。

ちょっと調べてみた所、これはIOMagicのDW1655OEMのドライブ"IDVD16DLS"というものだそうな。
ドライブ上部のラベルにはちゃんと"DW1655"って書いてあるのに・・・・・・
このファーム、多分BenQのBCABファームにあたるものなんでしょうか。
とりあえずこのままではQSuitでの動作の制限されてしまいますし(一応動きましたが、Qscanができなかった)
ファームの最新のBCDBを使いたかったので、Quikee氏のBQFlasherを使わせてもらい、1655化します。





はい、完了です。ハード自体は同じものなので
(というか、繰り返しますがラベルにははっきりとDW1655って書いてある)
DW1655としての動作には特に問題はないはずです。


DW1640からの変更点
焼き速度等のスペック的にもDW1640と全く変わってないですし、正直DW1640のマイナーチェンジモデルに
LightScribe機能を付けただけのドライブだと本気で思っていたんですが、どうもWOPCの機能が変化しているようで、
P-CAVでの焼きの挙動がDW1640とは大きく異なったものになりました。

DW1640の8x P-CAV挙動

0.7GBよりちょっと手前の地点で一度減速して再度P-CAV挙動を取るという特徴的な動作を見せます。



DW1655の8x P-CAV挙動

DW1640のときに見られた減速がなくなりました。
速度グラフが赤いラインをオーバーしているのは、オーバーバーンを有効にして焼いたためです。


全体的な焼きの傾向はDW1640シリーズのものを継承しているようですが、一部相性に変化が生じており、
DW1640で相性の悪かったものがまともに焼けるようになった代わりに、全体的に平坦になった印象です。
また、
三菱のDVD+R DL 2.4x(MKM-001)への速度違反ができなくなっているのがちょっと痛いかもしれません。
OverSpeedではDVD+R DLへの対応は効きませんから、8倍で焼きたい場合には8倍メディアが必要になるという事です。

正直、現ファームではDW1640の方が若干使いやすい印象がありますので、1640を持ってる方は急いで買う必要はないでしょう。