英語であそぼ。
-AREA SD-5U2-B2 "A5 v2"ナイトエディション の検証-


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AREA 5.25インチドライブ用アルミケース(\2980@Oneness)

AREAより発売されている、価格帯的には低価格帯の上位〜中堅価格帯に位置するケースです。
今回購入した\2980というのはかなり安めの価格で、実際に市場で探すと
だいたい\3500〜\4000強くらいの価格で売られています。
全面アルミ製+NEC製コントローラチップ採用を謳っており、DVDへの対応を強くアピールしてます。
プレクスターの外付けドライブにも採用実績のあるNEC製D7201xx系コントローラですから、
とりあえず各種ドライブとの相性等の面においては期待が持てそうです。


製品名 SD-5U2-B2
販売元 AREA (旧SYBA)
デバイス名 USB大容量記憶デバイス(USB2.0 IDE Bridge)
電源 MODEL エイエステイ株式会社製
"best connectivity"(型号不明)
INPUT 100-240V AC 35-42VA
50-60Hz
OUT 5V -
OUT 12V 1.5A




通常のデザインはベージュと銀を基調とした至ってシンプルなデザインですが、
こちらのナイトエディションは黒を基調とした色でまとめられており、
特にSONYやLGの黒ベゼルドライブには誂えたかの如く似合います。



ネジで止めるケースではなく、前の蓋の部分からシャフトが伸びており、
それを後部の蓋に通して止めることで固定します。そのため取り外しは比較的楽です。



ACアダプタは中間に置くタイプではなくコンセント一体型。



エイ・エス・テイってどこの会社なんだか。調べても解りませんでした。
出力は12Vしか書かれておらず(単一なのか?)、電流も1.5Aと微妙な量。
IO-DATAのTAS0800が入力44VAですから、このアダプタはそれよりも更に弱いんじゃないでしょうか。
ただ、コネクタ形状が一般的な丸型12Vタイプなので代用品は比較的見つけやすいと思います。



変換チップには公証通りNECのD720133チップが用いられています。クリックで拡大。
また、初期状態でFANが装備されていますがこいつが少々五月蠅い代物です。
全面アルミで放熱は問題ないケースですし、別にHDD扱うわけじゃないですから、
うるさい場合はコネクタ外してFAN停止状態で使ってしまってもいいと思います。







検証結果

変に溜めた所で仕方ないので、一覧表にして手っ取り早く結果を表示しました。
それぞれドライブ名をクリックするとドライブ毎の結果の位置へジャンプします。

ドライブ名 バーストレート ドライブ速度 Transfer Rateでの最高速度 実際に焼いた時の速度と挙動
AD-7173A 29MB/s 18x 18xまでOK 18xまでOK
DVR-111 28MB/s 16x 16xまでOK 16xまでOK
DW1655 22MB/s 16x 15x手前で減速 14.5x付近で減速
DW1670 29MB/s 16x 16xまでOK 16xまでOK
EW164B 28MB/s 16x 16xまでOK 16xまでOK
GSA-H12N 30MB/s 18x 18xまでOK 18xまでOK
GSA-H22N 27MB/s 18x 17x手前で減速 16xなら問題なし
PX-760A 29MB/s 18x 16xを超えた辺りで減速 16xなら問題なし
LH-18A1P 29MB/s 18x 18xまでOK 18xまでOK
SH-S182D 25MB/s 18x 16xを超えた辺りで減速 16xなら問題なし
SW-9587 27MB/s 16x 16x手前でふらふら 16x手前でふらふら







以下、ドライブごとの検証結果









ソニーNECオプティアーク AD-7173A


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




最外周でバッファの落ち込みが見られますが、とりあえずは18倍速OKです。






Pioneer DVR-111


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




16倍速まで問題なく上がってくれました。







BenQ DW1655


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




14.5倍速くらいで限界か……12倍指定で焼いた方が良さそうです。







BenQ DW1670


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




これは問題なく16倍まで上がりきってくれました。バッファも安定してますし問題ないでしょう。






BenQ DW1640 @ EW164B


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




1640改。そのままだと完全にNGですがEW164B化すれば全く問題ありません。






日立LGデータストレ−ジ GSA-H12N


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




外周がかなり怪しくなってますが、なんとか18倍までOKです。







日立LGデータストレ−ジ GSA-H22N


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




残念ながら17xに届きませんでした。16倍速ならOKです。






PLEXTOR PX-760A


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




16倍超えてすぐに減速します。実際に焼いても16倍最外周でバッファの低下が見られ、
16倍ギリギリ出るか出ないかといったところのようです。






LITEON LH-18A1P


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




全く問題ありません。18倍速まできっちり出ています。






東芝サムスン・ストレージテクノロジー SH-S182D


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




こいつも18倍速を指定すると16倍を超えてすぐに減速してしまいます。
16倍速焼きならば何も問題はなさそうな感じです。






パナソニック四国エレクトロニクス SW-9587


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト




やはり外周減速が起こってますが、深刻な速度低下は起こってないのでとりあえず問題なし。






AREA SD-5U2-B2の総評

さすが値段的に中堅どころに位置するケースだけあって性能的にはそこそこ良く、
転送レートなどはIO-DATAに採用されている優チップ搭載のケースに若干届かないもののそれに迫るものがあります。


チップの相性や性能はまあまあ優秀。ただし電源が弱めなのでその点はご注意。

と、こんな評価でいかがでしょうか。