PLEXTOR PX-760A Burn Quality Test

PLEXTOR DVD-RW/+RW 18x PX-760A/JP -Burn Quality Test-

Index .
PX-760A検証　1ページ目

Page.1	1. パッケージと基本情報 / 2. 本体、基盤等の画像各種 / 3. DVD書込性能チェック / 4. 未だ見ぬ18倍焼き...... (1. Package and Features / 2. Externals and Chipset / 3. DVD Burn Quality Test / 4. 18xSpeed Burning(never knows yet...))
Page.2	5. 各種ディスクのマウントにかかる時間比較 / 6. Fortis現象は改善されてるのか？ / 7. 誘電8倍七変化 / 8. 適当にプレクをぶっ壊してみる ( 5. How long does PX-760A take to mount? / 6. AS to GSC003 4x->8x behavior." / 7. The kaleidoscope of TYG02 / 8. Let's enjoy to brake PX-760A!)
Page.3	9. あまりにも焼き品質がアレなんでメーカーへ返送したら… / 10. ファームウェア ver 1.01での記録品質テスト (9. My PX-760A is too bad...so I asked PLEXTOR to exchange it. Then...... / 10. Firmware 1.01 BurnQuality Test)

補題1 - 怪ファームで海外メディアも18倍焼き / 補題2 - 新ファーム1.05をテスト / 補題3 - AS Striker

<English mode available. click "english ver.">

トップページへ

Package, and Features
-パッケージと基本情報-

PLEXTOR PX-760A
(JPY) \14980

延期に延期を重ねた末、2月末遂に発売となったPLEXTOR社の世界最速・18xドライブ。
秋葉に用があったついでに某店へ寄ったところ隅の方にひっそりと置いてあったので、発売日の2日前にフライング入手となりました。
PX-760Aとの最大の違いは、DVD±Rの最高記録速度が18倍速へアップしていること。
本来DVDの記録速度は、ディスクの素材であるポリカーボネイトの耐久性の問題から、
シングルレーザーでは16倍速が限界とされてきましたが、それを公式に打ち破った最初のドライブとなりました。

対応書き込み速度の挙動調査表（なんかほぼ非公式マニュアルと化してますが・・・）

18倍速DVD±Rメディア (※1)	6x-8x-12x-16x-18xの5種類が選択可。 16x-18ｘはCAV、8x-12xはP-CAV、6xはCLV方式
16倍速DVD±Rメディア	6x-8x-12x-16xの5種類が選択可。 16xはCAV、8x-12xはP-CAV、6xはCLV方式
12倍速DVD±Rメディア (※2)	6x-8x-12xの3種類が選択可。 8x-12xはP-CAV、6xはCLV方式
12倍速DVD±Rメディア (※3)	4x-6x-8x-12xの4種類が選択可。 8x-12xはP-CAV、4x-6xはCLV方式
8倍速DVD±Rメディア	4x-6x-8xの3種類が選択可。 8xはP-CAV、4x-6xはCLV方式
6倍速DVD±Rメディア (※4)	4x-6xの2種類が選択可。全てCLV方式
4倍速DVD-Rメディア	2x-4xの2種類が選択可。全てCLV方式
4倍速DVD+Rメディア	2.4x-4xの2種類が選択可。全てCLV方式
1倍速DVD-Rメディア	2x CLVのみ選択可。
2.4倍速DVD+Rメディア	2.4x CLVのみ選択可。
6倍速DVD-RWメディア	4x-6xの2種類が選択可。全てCLV方式
4倍速DVD-RWメディア	4x CLVのみ選択可。
2倍速DVD-RWメディア	2x CLVのみ選択可。
1倍速DVD-RWメディア	1x CLVのみ選択可。
8倍速DVD+RWメディア	6x-8xの2種類が選択可。 8xはP-CAV、6xはCLV方式
4倍速DVD+RWメディア	4x CLVのみ選択可。
2.4倍速DVD+RWメディア	2.4x CLVのみ選択可。
10倍速DVD+R DLメディア (※5)	4x-6x-8x-10xの3種類が選択可。 4x-6xはCLV方式、8x-10xはP-CLV方式
8倍速DVD+R DLメディア	4x-6x-8xの3種類が選択可。 4x-6xはCLV方式、8xはP-CAV方式
6倍速DVD+R DLメディア (※6)	2.4x-4x-6xの3種類が選択可。全てCLV方式
2.4倍速DVD+R DLメディア	2.4x-4xの2種類が選択可。全てCLV方式。
6倍速DVD-R DLメディア (※7)	4x-6xの2種類が選択可。全てCLV方式
4倍速DVD-R DLメディア	4x CLVのみ選択可。

(※1　-　一部の速度違反が許可されたDVD±Rメディア。対応表は以下の通り。Firm1.00時点では全部で4種類です)

DVD+-R 18x available list

太陽誘電社製　That's DVD-R 16x　-　(TYG03)
日立マクセル㈱製　DVD-R 16x　-　(MXL RG04)
太陽誘電社製　That's VD+R 16x　-　(YUDEN000T03)
三菱化学メディア製　DVD+R 16x　-　(MCC-004)

(※2　-　RICOH等の一部の速度が制限された16xメディア。12倍が選択可能な8倍速メディアとは異なります)
(※3　-　太陽誘電などの一部の速度違反が可能な8xメディア。速度が制限された16xメディアとは異なります)
(※4　-　ストラテジ情報の不足等の理由により一部の速度が制限された8xメディア)
(※5　-　三菱化学メディア社製DVD+R DualLayer 8x "MKM-003")
(※6　-　三菱化学メディア社製DVD+R DualLayer 2.4x "MKM-001")
(※7　-　三菱化学メディア社製DVD-R DualLayer 2-4x "MKM 03RD20")

English ver.

Burn Quality Test
-書き込み品質チェック-

※交換前の個体での検証結果はこちらにあります。

16倍速

速度の挙動はこのようなグラフになります。
ASやOPCが強力に働くため、メディアチェックポイントの位置は常に変動するようです。
(同じメディアを焼いても、1回目と2回目が同じ挙動を取るとは限らない)

(左は交換前の個体、右は交換対応になって返ってきた個体での結果です。)

三菱化学メディア DVD-R 16x

Smartbuy DVD-R 16x

PHILIPS DVD-R 16x[

16倍速記録での記録品位は全体的に悪くなく、16倍メディアの中ではキワモノとされているRiTEKとかもまともに焼けてくれます。
やはり交換後の個体の方が良い結果になってはいますが、交換前のハズレ個体でもそこそこに焼けてくれてます。

8倍速

8倍速P-CAV。これもASの影響でグラフの形状は毎回変わります。

RICOH DVD+R 8x

BenQ DVD-R 8x

Smartbuy DVD-R 8x

個体差というか初期不良の域なんでしょうけれど、ハズレ個体はとにかく8倍速が安定しません。
個体によってはProdiscS04がまともに焼けないものがあるようで、これが初期不良を見分ける目安になるかもしれません。
ハズレではない個体での8倍速の焼き品位は素晴らしく、多分現行の機種ではpioneerと並んで安定しているでしょう。
ASの恩恵で結構悪食なドライブでもありますので、当たり個体はNECとpioneer両方の長所を持ち合わせたような素晴らしい機体です。
惜しむらくは、ハズレ個体の報告がかなり多いことでしょう。さすがに\10000超えてる高級機ですから、
この値段で博打やれっていうのは一般ユーザーにはキツいかもしれません。

4倍速

4倍速。普通のCLV速度です。

FUJIFILM DVD-R 4x

三菱化学メディア DVD-R 4x

JVC DVD+R 4x

4倍速メディアはOPCエリアのみでストラテジの作成が行えるため、ASの恩恵を最も大きく受ける速度です。
やはりハズレ個体は安定性がイマイチな印象なのですが、当たり個体はNECをも上回る強烈な雑食性を発揮します。

Externals and Chipset
-本体、チップ、基盤等の画像各種-

クリックで拡大します。

製造月は2006年2月。生産国は中国です。
TLA #は0000となっています。

English ver.

こちらが基盤画像。PX-755Aと比べて、あのわずらわしい配線がなくなっているのが最大の違いです。
(やっぱり755Aのアレは急ごしらえだったんだな・・・と760Aの基盤を見て思ってしまうのは私だけでしょうか。)
ちなみに、下がPX-755Aの基盤画像です。どちらもクリックで拡大します。

English ver.

ちなみに、先にフロントベゼルを外しておき、
こういう開け方をするとwarrantyシールを剥がさず開閉できます。

English ver.

初期ファームウェアは1.00でした。

English ver.

18x Speed Burning(never knows yet...)
-未だ見ぬ18倍焼き-

太陽誘電 DVD-R 16x(TYG03)を挿入した際の表示。

18倍速が選択可能になっています。

English ver.

では、実際焼いてみましょう。

……（´・ω・｀）アレ？
いきなり出だしで失速してしまいました。後でエラーを計測してみたら問題なかったんですが……
ちなみに、今回TYG03はASに登録されませんでした。ファームがましになってる所為でしょうか？

・・・なんかよくわかりませんが、とりあえずAS-Fullでの解析を行って再度焼いてみました。

English ver.

これが未だ見ぬ18倍焼きです。初速は7.24倍速。最終的には17.98倍速と、ほぼ18倍まで上がりました。
終盤での回転速度は・・・・・・10000rpm超えてます。

・・・でも、6:06ってなんだか時間的にはあんまり速くないような。
そう思い、ASを無効にして書き込んだ結果、20秒ほど速くなりました。
どうもASをAuto設定にしておくと、書き始め時にASの作動の可否を決めるのに時間がかかってしまうみたいです。

……では、余計なOPC動作もASも介在しないWrite Transfer Rateテストを行うとどうなるのかというと・・・・・・

English ver.

4分46秒。実際焼く時にはありえないんですが、一応これがカタログスペック上の理想値ということで。恐ろしく速いです。

English ver.