☆記録型ブルーレイディスクに用いられる色素

Blu-rayの記録メディアには一般的にDVD-RWやRAMなどと同じ金属化合物が用いられています。
DVD-Rに用いられていた色素(シアニンやAZOなど)が有機材料であるのに対し、金属は無機材料であることから
BD-Rに用いられるような金属化合物膜のことを無機膜と呼ぶこともあります。
(これは後からご指摘を頂いて訂正したのですが、こういった無機膜のことを「無機色素」と呼称することもあります。
 但し、無機材料は色素ではないためこの呼称は日本語的に間違っていることになります。
 ただ、管理人自身がこの呼称に慣れてしまっているため、もしも以降サイト上で無機色素という言葉を見かけたら
 無機材料の記録膜の事であると思ってください。)

無機記録膜は一般的にスピンコートによる塗布ではなくスパッタリングにより形成されます。

ちなみに乱暴に説明するとスピンコートとは高速で回転してる円盤上に色素等を垂らして遠心力で薄く延ばす方法、
スパッタリングとは真空チャンバー内でガス等の分子に高い電荷をかけ材料となる金属に衝突させ、
金属をぶっ壊して飛び散った(原子レベルの)破片が対象上に膜として生成されます、といった方法です。
(説明が乱暴すぎてこの製法ちゃんと研究してる人は怒るかもしれない……特にスパッタリング)

また、最近ではBD-Rにも「LTH」という規格が存在し、有機色素が用いられるものも販売されるようになっています。