☆で、結局どのメディア買えばいいわけよ?


 メディアの品質というものは同一のメーカーでも時期によって大きく変動します。
そこで、今現在どのメーカーのものが良い結果を出しているのか、それがはっきり判るように当際とでの計測結果の評価値から変動表を造ってみました。
評価は100を上限として、数値が高いほど品質も良いものだと考えてください。
大いに主観が入ってしまい公平性を損なう恐れがあるため、個別にコメントをすることは控えておきます。
この結果をどう捉え、どう活用するかは皆様ご自身にお任せいたします。


図1. 16倍速ディスク(国内メーカー)の計測結果変動表

 国内メーカーの16倍速ディスクは多くのメーカーの品質が下降傾向にあり、日本製であることの優位を全く誇れない状況になっています。こと16倍速ディスクに関しては、日本製・日本国内メーカー製であることが品質の上で優位を得られる時代は2008年中盤くらいまでであり、2009年第一四半期の時点では既にそういった認識は誤りとなりつつあるということをまずは理解しておくべきでしょう。




図2. 16倍速ディスク(台湾メーカー)の計測結果変動表

 台湾メーカー群の結果はなかなかにカオスな状態ですが、全体として品質が下がっているような印象は無く、品質が上がったメーカーと下がったメーカーで格差が大きいようです。





図3. 8倍速ディスク(国内メーカー)の計測結果変動表

 国内メーカーの8倍速ディスクは総じて16倍よりも評価の高いものが多く、16倍という速度に拘るのでなければこちらを選ぶべきでしょう。全体としては品質は下降傾向にありものの、8倍速ディスクに関してはまだ国内メーカー製であることが優位となり得る状態を辛うじて留めています。




図4. 8倍速ディスク(台湾メーカー)の計測結果変動表

 海外の8倍メディアは非常に変動が大きく見ごたえがあります。こちらも、品質が向上しているメーカーとそうでないメーカーにはっきり別れており、割と台湾勢8倍のグラフに傾向が似通っています。









 国内メーカーのディスク、中身はどのメーカーが造ってるのかっていう2009年1月現在のリスト。
これらは刻一刻と変動していくものなので、常にこの表の通りになっているわけではないのでご承知を。

TDK 原産国が「日本」となっているもの 太陽誘電
原産国が「台湾」となっているもの TDK(CMC Magnetics社で委託製造)
原産国が「インド」となっているもの TDK(MoserBaer社で委託製造)
SONY 原産国が「日本」となっているもの 太陽誘電
原産国が「台湾」「マレーシア」となっているもの SONY(Daxon社で委託製造)
Panasonic 原産国が「日本」となっているもの 太陽誘電
That's 太陽誘電の自社ブランド 太陽誘電
Victor 原産国が「日本」となっているもの 太陽誘電
原産国が「台湾」となっている16倍速ディスク RiTEK
原産国が「台湾」となっているCPRM対応16倍速ディスク Prodisc
原産国が「台湾」となっている8倍速ディスク Prodisc
maxell 原産国が「日本」となっているもの 太陽誘電
原産国が「日本」となっている2007年以前の旧製品 maxell
原産国が「台湾」となっているもの maxell(RiTEK社で委託製造)
三菱化学メディア 原産国が「シンガポール」となっているもの 三菱化学メディア
原産国が「台湾」となっているもの 三菱化学メディア
(CMC社、Prodisc社で委託製造)