TEAC DV-W28SLCの記録性能・相性等の検証ページ

TEAC DV-W28SLC BurnQuality Test


JAP / ENG

Page.1 / Page.2



TOPへ戻る

基本情報




製品名 KDV-W28SLC-093+SOFT
販売元 KEIAN
発売日 2007年1月6日
購入価格 \11580 (BLESS)
販売形態 Bulk

今年に入ってバルク販売が開始されたTEACのスロットローディング式スリムタイプマルチドライブです。
世界初8cmのディスクのローディングに対応したスロットローディングドライブなんですが、
やはりスリムタイプドライブの性なのか、発売したばかりなのに全然脚光を浴びてません。
BBSの方で少し話題に上がり、ちょうどバルクが発売ということもあり、
3台目のスリムタイプドライブ購入となりました。

しかし\12000弱程度で値段が高いと感じてしまう時代なんですね・・・


Features
認識ベンダ名 TEAC
認識ドライブ名 DV-W28SLC
初期ファームウェア 1.0A
バッファ 2MB
メイン採用チップ 不明
製造国表記 インドネシア
消費電力 5V = 1500mA
エラー計測機能 計測不能
DVD最大書込速度 8倍速
DVDR DL最大書込速度 4倍速
DVDRW最大書込速度 8倍速(6倍速)
DVD-ROM読込速度 8倍速
DVD-R読込速度 8倍速
2層式DVD読込速度 6倍速
CSS付DVD-Videoの読み速度 8倍速
CD最大書込速度 24倍速
CDRW最大書込速度 24倍速
CD最大読込速度 24倍速
DVD+Rへのオーバーバーン
2倍・3倍RAMディスクの読み速度 3倍速 CLV
5倍RAMディスクの読み速度 5倍速 P-CAV
DVD+RディスクのROM化 不可
DVD+RWディスクのROM化 不可
DVD+R DLディスクのROM化 不可
DVD-R 4倍速でのフル記録時間 16分50秒程度
DVD-R 最高速でのフル記録時間 14分20秒程度
(速度切替がやや遅いため6倍で焼いた方が実は速い)
添付ソフトウェア CyberLink PowerDVD
CyberLink PowerProducer
CyberLink Director
CyberLink Power2Go
CyberLink InstantBurn
CyberLink Medi@show
MusicMatch Jukebox




Write speed & behavior
8倍速 DVD-Rメディア 2x-4x-6x-8xが選択可能。
2xはCLV、4x-6x-8xは初速2xのZ-CLV
8倍速 DVD+Rメディア 2x-4x-6x-8xが選択可能。
2xはCLV、4x-6x-8xは初速2xのZ-CLV
4倍速 DVD-Rメディア 2x-4xが選択可能。
2xはCLV、4xは初速2xのZ-CLV
4倍速 DVD+Rメディア 2x-4xが選択可能。
2xはCLV、4xは初速2xのZ-CLV
1倍速 DVD-Rメディア
2.4倍速 DVD+Rメディア 2.4xCLVのみ選択可能
6倍速 DVD-RWメディア
4倍速 DVD-RWメディア
2倍速 DVD-RWメディア
1倍速 DVD-RWメディア
8倍速 DVD+RWメディア
4倍速 DVD+RWメディア
2.4倍速 DVD+RWメディア
4倍速 DVD+R DLメディア
2.4倍速 DVD+R DLメディア
4倍速 DVD-R DLメディア
2倍速 DVD-R DLメディア
12倍速 DVD-RAMメディア
5倍速 DVD-RAMメディア 2x-3x-5xが選択可能。
2x-3xはCLV、5xは初速3xのZ-CLV
3倍速 DVD-RAMメディア 2x-3xが選択可能。全てCLV
2倍速 DVD-RAMメディア 2x CLVのみ選択可能
CD-Rメディア
CD-RWメディア
HS CD-RWメディア
US CD-RWメディア
US+ CD-RWメディア



Nero InfoToolでのドライブ情報



パッケージと外観・チップセット等

代理店が恵安のため箱はUJ-850等と同じですが、店舗側が区別できるようにシールが貼ってあります。
・・・あ、CD-RWの速度間違ってる。正しくは24倍速まで対応です。



こちらが外観。ディスク円心部分がクリアシール貼りになっていて中が見える仕様。



プロダクトラベルです。生産地はDV-W28SLAと同じインドネシア。
Manufacture dateは2006年11月になっています。
型番はDV-W28SLとなっており、その隣にC-093というリビジョンが振られています。
Cというのは本来型番に含まれるべきですね。093というのはTEACが出荷するスリムドライブには
093と083の2タイプがあって、これらはCSEL信号のマスター/スレーブ認識が逆になっているのだとか。
通常の仕様として出荷されるのは093の方だそうです。


裏側にもラベルがあるので拡大してみます。

これは単なる注意書きのようです。
クラス2Mと3Bのレーザーがどうたらこうたら略



さて、それでは恒例の分解……といきたいところなんですが、このドライブ
ネジ外しても天板が開かない……

ので、残念ながら今は基盤画像とかはお見せできません。


と思ったら、ネジ全部外した後で透明シールを剥がしてベゼル側方向にスライドさせたらいけました。
で、こちらがカバーを開いた画像。

DV-W28SLC DVR-K06(参考比較用)
DVR-K06と比べると全く異なる機構のドライブだということが判ります。



Pioneer社との提携騒ぎが気になるところ。

さっきからDVR-K06と比較する表現が目立ちますが、なんでこんなに執拗にPioneerと比較してるかっていうと、
CEATEC Japan 2006でPioneer社がDVR-K07なるものを公開していたためです。
DVR-K07はDV-W28SLCと同じく8cmメディアに対応したスロットローディングドライブで強制イジェクト機構を装備しているというお話。

強制イジェクト用のエマージェンシーホールが装備されてます。(DVR-K06にはありません)

で、ここで疑問なのが
「こんなタイミングよくスロットインドライブ初となる機構が2つも被るものか?」
という話です。それで最初は完全OEMを疑ったわけですが、どうも生産国表記の違いから
(TEACはインドネシア、Pioneerは中国)両メーカーはそれぞれ別の工場で作ってる様子。
そしてベゼルのイジェクトボタンの位置やらドライブの内部構造を見ても、この辺もまた造りが違う。
OEMではない。なのに妙に共通点が多い。そして記録時の速度グラフ比べても酷似してるわけです。



バッファの挙動が異なるのと、メディアチェックに若干不規則なものが混じってる以外はDVR-K06と酷似しています。

両者の速度グラフを少しずらして合成してみました。

メディアチェックの頻度、速度切り替えの地点から何からほとんど同じです。

そこで、一時期PioneerがDVDドライブから撤退か?という風な噂から話題に上ったニュースなわけですが
ITmediaニュース:パイオニアとティアック、光ドライブ共同開発で提携か

ここにピックアップや駆動部分を共同で開発するという表記があるわけで。モノは同じではない(…と思う)ものの、
どうやらスリムドライブについてはTEACとPioneerは共同で開発してるんじゃないかと思わせる点が大量にあります。
こうなると生産国表記や内部構造が異なるからといって、両社のドライブを全く無関係と判断するのはちょっと無理がある気がします。