PX-716Aと99minメディアを使って再生時間が2時間超の音楽CDを作成してみる。



ちょっと前に某所にて、話の流れで行うことになった無駄実験です。
掲載時に使ったドメインがもうすぐ消滅するので、本サイトの方へ移植しておきます。


使用したのはe-blueのCD-R 100MIN
ディスクのOEM元はFornet International pte, ltd.



まずNeroを起動。曲を選び、失敗すると面倒なのでnrgイメージファイル化します。


容量は1.23GB!


で、次。PTPのGigaRecを1.3倍に設定。


本当なら転送速度グラフを取得するためにCDSpeedのデータディスク作成モードで焼きたかったのだけど、
どうもCDSpeedはnrgファイルが大きすぎると焼きに行ってくれないので、仕方なくNeroのBurn ImageFileで普通に焼くことに。

で、できあがったものをWMPで再生してみます。

合計時間:2:04:51の表示が光ってます。






















さて……最後に。
薄々どんなことになってるのかは予想しつつも、PlexToolsでおっかなびっくりC1/C2計測してやろうと思います。

左の図だけではC2が判別しづらいので、値の表示を変えて2枚掲載。
C1 C2 CU
Ave/sec 713.9 0.7 0.0
Max/sec 1442.0 59.0 0.0
Total 5355950.0 5517.0 0

Plextor PX-716A Sony DN-E10 Panasonic SL-CT500 Sony SCPH-30000 SEGA HKT-3000
最後まで再生可能
(但し若干音とびあり)
認識しない 認識し、再生可能だが
途中で止まる
認識しない。 認識し、再生可能だが
数十秒単位で飛ぶ



ある意味すげぇ結果です。CUは出てないから読めることは読めるんでしょうけども、2トラック目と32トラック目が音飛びしまくりでした。
ちなみにGigaRec1.3x焼きは他のドライブ(BenQ DW1640やpioneer DVR-110等)ではほとんどマウントしてくれません。
しかも再生確認に使用したPS2がCD読まなくなってしまいました…orz






メディアが悪いのかなーと思い、あきばんぐで売ってるM.C.S.RiTEKの99minも使用。

M.C.S. RiTEK 99minをGigaRec1.3x焼いた結果。

これがFornetよりも更に最悪な結果で、CUを大量に吐いてて完全に読めません。
(途中で計測もストップ)

Plextor PX-716A Sony DN-E10 Panasonic SL-CT500 Sony SCPH-30000 SEGA HKT-3000
途中で止まる 認識しない 認識しない 前の検証で
CD再生機能が故障
認識し、再生可能だが
途中で止まる





更にSW Technologyの90minにGigaRec1.3xで120分焼きした結果

エラー自体は結構ましな方なんですが、他の機器での認識が悪く、これもまともに使えるとは言い難いです。
Plextor PX-716A Sony DN-E10 Panasonic SL-CT500 SEGA HKT-3000
最後まで再生可能 認識しない 認識しない 認識しない












・・・ちなみに、同じPX-716Aで1枚\16のRitekに1.2xでGigaRecした結果と、SWの90min CD-Rにふつうに焼いた結果。

結論!

GigaRecとOverBurn、両方を共生させてより多くの容量を記録するってのは理論的には可能ですが、
正直実用的ではないのでどっちか片方にしといた方が良さそうです。