メディアによって映像に差は出るのか?
ということで、メディアによって映像の質は異なるのかどうかという簡単な検証です。
基本的にDVD-VIDEOの場合、ディスクが粗悪なためにノイズが発生することはあっても
デジタルソースであるため根本的な画質の差は発生することはないというのが一般的な認識で、管理人もそれを支持してます。
ただ、私自身実際に検証した上でそう思ってるわけではなかったので、とりあえず形だけでもやってみようということで、
今ある機材と限られたサーバ容量の中で、参考程度に比較を行ってみます。
あまりあてになるような検証を行っているわけでもないので、あくまでも管理人本人の認識の再確認と自己満足程度にお考え下さい。
検証に用いたディスクはBenQ、三菱、FUJIFILMのそれぞれ8倍速ディスクです。
検証内容について |
1. ソースファイル(約7.5MB)からTmpgEncを用いてDVD-VIDEO規格のMprg2ファイルを生成する。 データレートは8Mbps、GOPフレーム数は18枚とする。 (ここに提示するソースファイルは容量の問題上、On2 VP7コーデックを用いて圧縮してあります。 実際はHuffyuvで圧縮された無劣化映像を用います。) 2. 容量いっぱいまで同じものを組み込んでDVD-VIDEO形式にオーサリングした後、 BenQ DW1655にて各メディアへ8倍速で記録する。 3. 各メディアとも4GB地点から再生を開始し、ふぬああを使ってHuffyuv形式でキャプチャする。 再生に用いた機器はPlayStation2(SCPH-30000)のS端子出力。 キャプチャデバイスはCanopus MTV1000を使用。 (本来ならデジタルを用いるべきなんでしょうが、今回はやむなくS端子を使用しました。) 4. キャプチャした各AviファイルをAviUtlで読み込み、特に色数が多く動きの激しいシーンについて スクリーンショットを3枚ずつ取得し、200%に拡大して比較する。 |
BenQ DVD-R 8x(DAXON008S)
FUJIFILM DVD-R 8x(FUJIFILM03, RiTEK委託)
三菱化学メディア DVD-R 8x(MCC 02RG20, CMC委託)
BenQ
FUJI
三菱
BenQ
FUJI
三菱
S端子なので多少の誤差は出てしまってるはずですが、私には特に差を見分ける事はできませんでした。
こんな適当な検証内容なんで細かいノイズの差についてなどは言及できませんが、動いてる状態の映像をはっきりと見分けるのはまず無理だと思います。
とりあえず今回用いたサンプル映像に限っては、メディアによって色やディテールに明確な差が出るっていうことはなさそうでした。