過酷な条件下でのDVD-Rの耐久試験 #05


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最終更新日 : 2007年8月22日

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  • 実験内容について
DVD-Rを鍋でぐつぐつと煮込みます。





  • 実験方法

1. DVD-Rを袋に入れます。これは水気の浸入を防ぐためではなく、DVD-Rから剥離したプリンタブル層のインク等が
  他ディスクに付着したりして記録面を汚してしまうのを防ぐためです。水の侵入は発生するように袋上部には穴開いてます。


2. 大きめの鍋に十分な水を入れ、沸騰したらディスクが浮いてしまわないよう落とし蓋をして、
弱火で1時間じっくり煮込みます。
 



TEST1.JPG - 16,853BYTES





テスト結果





 

初期状態

煮込み後

CMCの16倍メディアについては、一応マウント・計測が可能でした。
但し、エラー値はものすごいことに・・・・・・



 

初期状態

煮込み後

記録層に水が侵入してしまい、マウントすることも不可能な状態でした。



 

初期状態

煮込み後


三菱のメディアも水が浸入してしまい、更にプリンタブル面もグロいことに。



 

初期状態

煮込み後

maxellのメディアも外周部分に水が浸入してしまい、マウントできません。



 

初期状態

煮込み後

三菱やGigaとは見た目の症状が異なりますが、こいつもやはり水が浸入しマウント不能に。



 

初期状態

煮込み後


ぎりぎりマウントはできるんですが、データが全く読めません。
記録面見る限り特別おかしなことはないんですが…熱で色素が分解されてしまったのかもしれません。




 

初期状態

煮込み後

RWメディアも水の侵入を許してしまってはどうしようもないですね。



 

初期状態

煮込み後

エラー値は見るに堪えない事になってますが、こちらはマウントも計測もできました。




【結論】

 ・DVD-Rは水に浸かるような環境での使用に耐えるような造りにはなってない。
 ・誘電等、接着剤ケチらずにしっかり貼り合わせてるメーカーのはそれでも若干強いかもしれない。
 ・でも結局100℃とかの高熱では色素がやられてしまうのでデータは消える。

・鍋で煮込めばデータは破壊可能。