Re: DVD-Rの過酷な環境下における耐久試験4 ( No.1 ) |
- 日時: 2007/04/13 22:34
- 名前: LONG
- x16の耐光性が劣ることは予測できましたが、RiTEKx16の結果だけは意外でした。
やはり大事なものはx4誘電や森メディアを使用した方が良さそうですね。
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Re: DVD-Rの過酷な環境下における耐久試験4 ( No.2 ) |
- 日時: 2007/04/13 23:06
- 名前: シャンパン
- シャンパンです。
一応、引退した身なのですが、最近は偽者の投稿が相次いであり、 偽者による書き込みを当所では管理人さんに削除していただいています。
偽者による投稿は当所のご迷惑となりますのでお控え頂くように強くお願い致します。
↑だけではなんですので、自分の思うところを・・・
保存性。 これを考える場合、焼き上がり直後のエラー値が低いからといっても安心が出来ないのは、 過去、最もわかりやすい例として、「R社製(当社オリジナル色素採用品)」での当所検証から皆さんご存知でしょう。
ドライブとの相性=メディアに対する最適なレーザーパワーで焼かれていたか? が、保存性に最も影響すると思われます。
最近のドライブは記録箇所の品質状態から、 エラー値が低くなる、又は書き込み失敗とならぬ様にする為に、 レーザーパワーを自動的に調整する機能が搭載されていますが、 この時のレーザーパワーはメディアにとって最適な色素の化学変化を起こすパワーではない場合が考えられます。
↑から焼き色の変化が多く、所謂『バームクーヘン状』なメディアは、段差が多くなるほどに、保存性にはより注意が必要と経験から思います。
この対策ですが、 自分は「段差」の対策として、『メディア品質チェック回数の少ない焼き方(速度)』で焼くなどをしています。 具体例:4xや6xで焼く。
また、再生時にこの焼き色の段差が、「ひっかかり」や、「再生停止」などの不具合原因となる場合があり、 記録後の時間経過が大きくなるほどに 不具合発生の度合いも大きくなるようです。
>誘電が死んでるのにはびっくりデス。 >森は高いだけあってさすがです。 ↑ですが、 自分は当然の結果と思っています。
自分が最も重要な要素と考える『内周と外周での品質の品質差がより小さい』と、思われる「森メディア」の方が、 条件的に有利と思うからです。
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Re: DVD-Rの過酷な環境下における耐久試験4 ( No.3 ) |
- 日時: 2007/04/13 23:55
- 名前: 管理人◆wnpTiu1eOoc
- >>LONG様
RITEKF1がなんでまだ生き残っているのかは正直私もよくわからんです。 オキソの本家とも言えるProdiscが全滅してるのに何故こいつだけ無駄に頑張ってるんだろうっていう。 もしかするとVictor向けのOEMなので、かなり気合入れて生産したのかもしれないですね。
森メディアは流石ですよね。品質を追求したら必然的に耐光性も備わったって感じですか。
>>所謂『バームクーヘン状』なメディア
ですね。ピットが浅い部分があるとどうしてもその部分が弱くなりますからね。
でもまあ、耐光性能がどれだけの価値があるのかっていう疑問もありますけど。 読み出し時のレーザーへの耐性については、Princoのメディアで100000回の読み込みに耐える事調べたわけですし。
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Re: DVD-Rの過酷な環境下における耐久試験4 ( No.4 ) |
- 日時: 2007/04/14 00:13
- 名前: LONG
- 管理人様 いつもながらご苦労様です。
> でもまあ、耐光性能がどれだけの価値があるのかっていう疑問もありますけど。
太陽光に対する耐性も重要ですが、蛍光灯下でも結構データの消失が起こるという話を聞いたことがあります。 ディスクを真っ暗なところで保管する方は少なく、ケースの側面から長期間光が侵入すると、 影響が出るのではないかと懸念しています。
蛍光灯下の実験は条件を揃えるのが難しいとは思いますが、メディアを絞り込んで 次の実験のテーマとされては如何でしょうか?
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Re: DVD-Rの過酷な環境下における耐久試験4 ( No.5 ) |
- 日時: 2007/04/14 00:21
- 名前: 管理人◆wnpTiu1eOoc
- それも面白そうですね。
本格的に就職して忙しくなる前に、学生で暇のあるうちにできるだけ実験とかやっておきたいものです。
つーかこんな根暗な事ばっかやってる不出来な私をズバっと採用してくれるいい企業はどこかにないものか。 このまま四国に飛ばされるのは嫌すぎる……
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Re: DVD-Rの過酷な環境下における耐久試験4 ( No.6 ) |
- 日時: 2007/04/15 03:05
- 名前: キャラ
- はじめまして。耐光性実験大変参考になります。
ところで、色素は光にあたっても劣化しますが 温度を上げていくことでも分解していくと思うのですが、温度を60度とか70度に保っての加温実験というのも面白いのではないでしょうか。
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Re: DVD-Rの過酷な環境下における耐久試験4 ( No.7 ) |
- 日時: 2007/04/17 07:42
- 名前: いづみ
- >蛍光灯下でも結構データの消失が起こるという話
以前、私はシアニン系・スピロピラン系色素の光学記録特性の研究をしていましたが、 共に屋内照明での記録消去を確認しています。 実際には ・ガラス基盤に15層程度の色素膜を定着させ、UV照射1〜5秒をそれぞれ行い分子構造の変化による記録。 (あまりUVを照射しすぎると分子が破壊されます) ・屋内照明(蛍光灯)下に放置し30分・60分・120分・180分・・・後の吸光度を計測。
記録直後は紫っぽい色をしているのが、屋内照明下で時間ごとにだんだんと記録前の色(消去状態)に戻っていきます。 膜の状態と周囲の環境が万全ならば、完全に記録前の状態まで戻す事も出来ます。
この薄膜の使用目的はリライタブルを目的としているので消えるのは当然ですが、 金属膜を使用しているDVD-RWと違い、色素単分子膜は弱いので周囲の光学的影響を受けやすいです。
DVD-Rも似た特性を持つアゾやシアニンを使用しているので、蛍光灯の光でも消去されると考えています。 ただし、単分子ではありませんしコート剤も含まれているので、私の実験ほどの影響は受けないはずです。 むしろこんな短時間で変化してしまうようなら実用的ではなく製品化出来ませんし。
>加温試験 色素よりも基盤の膨張や歪みなど形状変化の方が先かと思います。
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