Re: 結局ほんとのところは?・・・・ ( No.1 ) |
- 日時: 2007/06/14 17:26
- 名前: 管理人◆wnpTiu1eOoc
- ピックアップと記録面のズレはグルーブ追跡すればいい話ですけれども、反りのせいでレンズと記録面の傾斜だとか距離の差だとかも発生してしまうわけで、その所為で焦点がズレてピットがぼけたりすると、エラーは高くないんだけどJitterだけ悪いとかいう状況は起こり得ます。[図1,2参照...カナリテキトーな図ですが(汗]
(この辺を補正するのがπの液晶チルト機構やPLEXTORのIntelligent Tilt)
プレクスターのTA Testっていうのはこの記録面の指定部位上での各出現ピット長を読み取った後(PxScan上では296の)離散値に分解した上での頻度分布を表していて、(この計測中にレンズTilt補正機構が働いてるのかどうかは判りませんがどちらにせよ)Tilt角固定もしくは自動制御の状態でのJitterアプローチです。反りに対して何らかの相関関係は出るかもしれませんが、そこから絶対的な判別基準になるかというとかなり苦しい所があると思います。Jitterが悪く出たからといってそれが反りのせいなのかどうかは判らないわけですし。(例えばレーザー照射後の熱分散の所為かもしれないですし、単にレーザー強度が合ってないだけかもしれないですし) 「もしかしたら反ってるかも」みたいな推定はできるのかもしれませんが、少なくとも私はTA Testの結果から断定はできないです。
ディスクの物理特性上の反りを計測するにはRadial TiltやTilt Jitterっていってレンズの角度を変えてJitterを計測、比較してやるという手法が一般的だったと思います。この辺の計測方法についてはエキスパートマグネティクス社の計測機やAudioDevのCATSシリーズ等、数百万クラスの業務用計測機で実現されてます。 一般家庭用ドライブのチルト角コントロールの精度がどのくらいのものなのかは判りませんけれど、もしもこいつを手動で制御してやることが可能なら家庭用ドライブでの反りの計測っていうのも夢じゃないかもしれないですね。
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Re: 結局ほんとのところは?・・・・ ( No.2 ) |
- 日時: 2007/06/14 18:57
- 名前: ルート16ターボ
- さすが管理人さん、詳しい説明ありがとうございます!
個人的にスピンドルのメディア以外は買う気が無いので 反りとか結構気になってたんですよね。πの液晶チルトも よさげな機能ですね。書き込みだけでなく読み用にも買ってよさそうですね。
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Re: 結局ほんとのところは?・・・・ ( No.3 ) |
- 日時: 2007/06/18 19:14
- 名前: Copengreen <takuya_silver@yahoo.co.jp>
- 参照: http://blogs.dion.ne.jp/asty_0307/
- 読みという点では、PIONEERやPLEXTOR自社設計ドライブはあまり強くは無いと思います。書き込み品質は良好ですけども。
私の主観としては、現行ドライブで読みが強いのはLITE-ONのLH-18A1P、LH-20A1P、LH-20A1S・・・
RERESISチップ採用のHITACHI-LGのモデルだと思います。
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