タイトル | : Re: 内蔵ドライブ外付け化 |
記事No | : 1568 |
投稿日 | : 2006/05/29(Mon) 17:04 |
投稿者 | : 片手リモコンうま男さん |
IDE→USB変換チップは廉価なGL811Eというチップが使われた製品ばかりです。このGL811Eチップは相性が激しいのかイマイチ人気がありません。 ただしユーザーはこれ以外の選択がなかなかないのが現状です。 基本的にUSB変換した場合は当然USBの速度の上限に縛られるので 16倍速書き込みのドライブでも実際には16倍速で書き込みできない場合が ほとんどです。(理論上の速度では16倍速<USB2.0なので可能なはずですが、、、、)
私が試した限りではやはりGL811Eチップになりますが Liteon 812S=8倍速OK NEC 2500/3500/3520=8倍速OK パイ110D@110化=焼き途中にエラーになる でした。このチップはデフォルトでRAMドライブには未対応のようです。 それと速度面ですが、12倍速くらいまでなら大丈夫かも知れませんが8倍速までしか試してません。 掲示板などからの情報では、こういった変換コネクタを使う場合 Liteon系のドライブが恐らく一番相性がいいのかもしれません。 NECも私の手持ちのドライブすべてで無問題でしたけど。
参考ですが、このGL811Eチップを搭載した製品はかなりあります。 もちろん安価なものばかりですが、製品としての工作精度にバラツキがあるのか、HDDを繋いでも「遅延書き込みエラー」が頻発する場合があります。Cypress製のチップやワークビット製のチップではUSBハブ経由でも何の問題もなく使用できているのにやはりこのGL811Eチップを搭載したものは製品としての差がありすぎます。(もちろんチップ自体が悪いわけではないとは思いますが、、、、いずれにしても変換アダプタ自体が安価なのでこういったトラブルはつきものです。かといって高いものを買うのではそれこそドライブ本体の価格に匹敵するものもあり、なんか本末転倒のような気がします。まあ高いものはGL811Eチップ搭載のものでも安定して動作するのでしょうけど、、、、、、)
さらに外付けアダプタの場合、ドライブの「認識」という課題があります。 今市場によく出回っているタイプは電源部とIDEコネクタ部が独立しているタイプですよね。こういったタイプのものはIDEコネクタ部内にチップが埋め込まれていて尚且つこのチップの電源供給元はUSBからになっているんだと思います。 何が言いたいのかというと、OSがUSBドライブとして認識するには当然ドライブの電源がONになっていなくてはなりません。 外付けしたドライブの電源を常にONにしている状態であればUSBコネクタをPC本体に接続すれば何の問題も無いのですが、もっとも多いと思われる基本的な使い方として USBケーブルはPC側に挿したままで ドライブの電源は手元で操作でき、普段はOFFにしていて使う時だけONにする という場合が想定されます。 この場合、いざドライブを使おうと思って手元のドライブの電源をONにしたところでOSがドライブを認識してくれないのです。 ドライブと変換チップの両方が電源ONの場合、OSはそのドライブ を認識するわけですから、この場合ドライブの電源をONにしたあと一旦USBケーブルを抜いてもう一度挿し直すというような作業が必要になります。 こんなこと別に問題にならない場合もあるでしょうけど、私の環境では結構大きなことです。USBの挿しこみ口はPCの裏側にあって手の届かないようなところにあるので使う度にいちいちケーブルを抜き差しするなんてとてもとても、、、、 昔出回ったタイプでドライブと変換チップの両方の電源をコンセントから取るタイプのものがありましたが、こういったタイプのものは手元のコンセントのON/OFFスイッチ一つで一発認識でたので大変便利です。(この手のタイプは「売っている」というより外付けケースをバラして基板部分だけを使ってましたけど、、、、、)
以上を踏まえてお奨めはワークビット製のチップを採用したIOデータやバッファローなどの外付けドライブがいいと思います。速度も安定しているし、極めつけはPCの電源と連動してドライブの電源もON/OFFできるようメーカーが工夫しているので多少高くてもこういった最初から外付けドライブとして製品になっているものを買った方がいいと思います。
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