タイトル | : Re: Nero CD-DVD Speed |
記事No | : 924 |
投稿日 | : 2005/12/22(Thu) 20:05 |
投稿者 | : 管理人さん <Mail/Homepage>
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> 私の持っているドライブでは、 > 「ディスク品質テスト」に対応していないようです。 > なので、焼いた後のDVD-R(テレビの録画)を > 「スキャンディスク」実行してエラー0、 > 表面スキャン100%良好になったら > 「PIエラー/POエラーとかあったら読み取れないだろうから、 > 大丈夫!完璧!」と満足していたのですが、 > この考え方は正しいでしょうか?
そのドライブでお使いになるのであれば、とりあえずさし当たって問題は発生しないかと思います。 しかし知っての通り、ドライブには機種や個体による性能差があります。
誤解してはいけない点は、「エラー無く読み込める」というのはディスク上のデータにエラーが無いのではなく、発生するエラーの量がDVDに備わったエラー訂正機構によって訂正可能な範囲内であるという事です。実際にはディスク上にエラーが発生していないディスクなど存在しません。
もしも貴方のドライブのエラー訂正性能・レーザー照射による読み取り精度等が非常に高かった場合、高エラーのディスクも問題なく読み込んでくれます。それはそれで良い事なんですが、そういったディスクは他のエラー訂正性能の低い機器……例えば有名なところではPlayStation2等で使用した場合に、「PCのドライブでは問題なかったのにこっちでは再生が引っかかる…」等の不具合が生じる場合があります。
また、エラーが多く発生しているということは、訂正できる範囲にあまり余裕が無いという事でもあります。DVDは物質である以上、保存している間に劣化等の原因によりエラーが増加する事もあります。 もしも元々訂正できる範囲ギリギリのエラーが発生していたディスクに、キズ等がついてエラーが倍に増えてしまったら……どうなるか判りますね?
……とか書いてみましたが。 しかし所詮家庭用のドライブで計測してみたところで精度なんてたかが知れてますし(DVDメディアの計測を扱うサイトの管理者としてかなり問題発言) 某掲示板で言われた事なんですが、「あまし気にしすぎると禿げるぞ」っていうのも正直な所一理あると思います。 コアなユーザーは計測ドライブの数を揃えて高い精度を得ることもできますが、通常はそこまでやってられませんし、何より毎回焼くたびに計測なんて面倒すぎてする気は起きないと思います。 計測機能は相性の判別に役に立ちますし、ディスクの状態を知る上での指針にもなりますが、ぶっちゃけ盲信した所で絶対は無いのは事実ですから、結局大切なデータを確実に残したいのであれば粗悪なディスクの使用を控えるか、もしくは復数枚のディスクにバックアップを取って数で責めるかのどちらか、っていうのが一番でしょうね。
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