B.AviUtlでフィルタをかけよう
AviUtlで対象のAviファイル、もしくはAで出力したtprファイルを読み込みます。
tprファイルが読み込めない場合、AviUtlの本体をTMpgEncと同じフォルダに置いてみましょう。

ファイルを読み込んだら、フィルタリングを行なってやります。
フィルタをかけることによって、TV録画した映像のざらざら感等をある程度取り除くことができます。


フィルタには様々なものがあり、ここではすべての解説を行なうことはできませんが、
とりあえず、初期から搭載されている2つのフィルタについて解説します。



<ノイズ除去フィルタ>
輪郭をぼかしてノイズを除去するフィルタです。
非常に強力なのですが、強くかけすぎるとぼやけた画像になってしまいます。

使用例 (強さ256、範囲2、しきい値30)


かなり強めの設定でフィルタリングしています。
醜いブロックノイズすら綺麗に消し去ってくれますが、反面輪郭がぼやけてしまっています。
アニメーション等のベタ塗りが多い映像に向いているフィルタと言えるでしょう。
このフィルタをかけた後、アンシャープマスク等のフィルタで補正するという手もあります。


<時間軸ノイズ除去フィルタ>
前後のフレーム間の差を比較し、ノイズを除去するフィルタです。
強力かつ動作が非常に軽いフィルタです。

使用例 (強さ256、範囲2、しきい値40)


ノイズ除去前  →  ノイズ除去後

時間軸に作用するフィルタですので、動きのある画像を用意しました。
見てもらえれば分かると思いますが、ざらざらしたノイズに対しては非常に強力です。
TV放送等で発生しているざらざらしたノイズを除去するのに向いています。




フィルタリングの作業が終了したら、最後に「編集プロジェクトの保存」でaupファイルを出力しておきます。


C.Vfapi reader Codecで参照型Aviファイルを出力する
Vfapi Reader Codecを入手し、VFAPIConv.exeを起動します。

「ジョブを追加」より先程出力したaupファイルを読み込み、「実行」で参照形式のAviファイルを出力します。


出力先のファイルが生成されたことを確認しましょう。


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