閼伽さんの解剖実験
-AREA SD-IU2-M2 "三刀流男組2" の検証-


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AREA 三刀流男組2(\1480)

AREA(旧サイバ)から発売の2.5インチ/3.5インチ両対応のUSBドライブ接続キットです。
パッケージにははっきりと「Prolific PL2506」と記載してあります。


製品名 SD-IU2-M2
販売元 AREA (旧SYBA)
デバイス名 USB大容量記憶デバイス(USB2.0 IDE Bridge)
電源 MODEL FLYPOWER
"SPP34-12.0/5.0-2000"
INPUT 100-240V AC 45VA
50-60Hz
OUT 5V 2000mA
OUT 12V 2000mA



パッケージを開封するとこんな感じ。電源にはシリアルが貼られてます。


Prolificチップ。小さい方は2.5インチHDD用です。
ちなみにノート用スリムドライブとはまた違うので注意。


電源部分。コネクタ部分が硬くてやや挿しづらいのが難点です。



FlyPower製の電源です。
5V/12Vは両方とも2Aになっていますが、INPUTが45VAとIODATAのものと1VAしか変わらない辺り、
どうも良質な電源とは言えないのかもしれません。





検証結果

変に溜めた所で仕方ないので、一覧表にして手っ取り早く結果を表示しました。
それぞれドライブ名をクリックするとドライブ毎の結果の位置へジャンプします。

ドライブ名 バーストレート ドライブ速度 Transfer Rateでの最高速度 実際に焼いた時の速度と挙動
AD-7173A 29MB/s 18x 17.5x地点で減速 16xなら問題なし
DVR-111 27MB/s 16x 16xまでOK 16xまでOK
DW1655 動かない 16x 14x手前で減速 12xなら問題なし
DW1670 27MB/s 16x 16xまでOK 怪しいが16xまでOK
EW164B 動かない 16x 16xまでOK 16xまでOK
GSA-H12N 28MB/s 18x 18xまでOK 怪しいが18xまでOK
GSA-H22N 26MB/s 18x 17.5x手前で減速 16xなら問題なし
PX-760A 28MB/s 18x 16x手前で減速 15.5x手前で減速
LH-18A1P 27MB/s 18x 18xまでOK 18x手前で減速
SH-S182D 25MB/s 18x 16x手前で減速 15.5x手前で減速
SW-9587 26MB/s 16x 16x手前で減速 16x手前で減速







以下、ドライブごとの検証結果









ソニーNECオプティアーク AD-7173A


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



18倍速はNG。16倍速ならOKです。







Pioneer DVR-111


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



書き込みは一応動くんですが、TYG03が4倍でしか焼けなかったりリードテストが変だったりと、
なんか普通に使うには色々問題ありそうな感じです。







BenQ DW1655


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



リードテストが正常に動きません。
書き込みテスト速度の方はおおよそ14倍速弱。12倍焼きならOKです。







BenQ DW1670


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



16倍まで一応出てますが、最後の方がかなり怪しい感じです。







BenQ DW1640 @ EW164B


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



速度は出てるんですが、基本的にBenQ系ドライブだめなのかリードテストが動きません。







日立LGデータストレ−ジ GSA-H12N


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



なんとかがんばってはいるものの、最後の方は猛烈に怪しいです。
16倍で妥協した方が良さそうな感じ。






日立LGデータストレ−ジ GSA-H22N


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



毎度のごとく18倍速はNG。16倍速ならOKです。







PLEXTOR PX-760A


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



書き込み速度震えまくりで16倍速も駄目でした。12倍焼き推奨です。







LITEON LH-18A1P


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



今回検証した中で唯一、LITEONドライブによる18倍焼き駄目でした。







東芝サムスン・ストレージテクノロジー SH-S182D


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



16倍に届かず減速してしまうんですが、それでも12倍で焼くよりはなんぼか速い模様。







パナソニック四国エレクトロニクス SW-9587


各種リードテスト





書き込み転送速度テスト





実際の書き込みテスト



いつもの如く、外周がキツそうな感じです。







AREA SD-IU2-M2の総評

第2回〜4回までが比較的優秀なチップを採用した製品を扱ったからか、どうもいまいちパッとしない印象です。
それでもDECAのIDE-35USよりは若干速度が出てるドライブが多いんですが、
反面リードテストが動かなかったりLITEON18倍が駄目だったりと色々と問題を起こしている感もあります。


GL-811Eより速いけど、結構相性問題も抱えてるので
所詮安物と割り切って使う分には良し。そうでない場合には買っちゃいかん。


と、こんな評価でいかがでしょうか。