[TOPへ戻る]   [他のメディアの検証結果を見る]   [管理画面へ] カラーパレット選択
ノーマル /  クラシック /  ゴシック /  ポップ /  バブル / 萌え



三菱化学メディア 「GreenTune」 DVD-R 4x For Mastering(DHR47GT1)

Manufacturer ID : [MCC 01RG20]
Manufactured by : Mitsubishi Chemical Corp.(Prodisc OEM)
Market Price : \8600/10枚 (FirstMediaShop)
Dye Type : AZO系
Test Date : 2007.10.23

レーベル面の拡大画像
記録面の拡大画像

Nero CD-DVD Speed: Disc Info
 Basic Information 
  Disc type: DVD-R
  Book Type DVD-R
  Manufacturer: Verbatim
  MID MCC 01RG20
  Write speeds: 1 X - 2 X - 4 X
  Blank Capacity 4.38 GB
  4489 MB
  4707319808 bytes
 Raw Data 
 Pre-recorded Information in Lead-in (0Eh) 
0000 - 01 40 C1 FD 9E D8 52 00 02 87 0D 11 66 78 80 00 - .@....R.....fx..
0010 - 03 4D 43 43 20 30 31 00 04 52 47 32 30 20 20 00 - .MCC.01..RG20...
0020 - 05 A8 82 00 20 00 02 00 00 00 19 00 38 54 21 00 - ............8T!.
0030 - 0C 61 3A 77 EE 7A 0B 96 2D 00 0D 00 0F 00 00 00 - .a:w.z..-.......
0040 - 1C 00 00 00 18 00 00 00 1C 00 00 00 20 54 21 00 - .............T!.
0050 - 01 00 00 00 30 54 21 00 70 0D 11 00 C3 18 24 77 - ....0T!.p.....$w
0060 - 02 00 00 00 B0 0D 11 00 1C 00 00 00 84 0D 11 00 - ................

三菱化学メディアより発売された高品質を謳うマスター用ディスク「GreenTune」シリーズのDVD版です。反射層に純金を復活させたメディアとしても注目されていましたが、宣伝文句にかなり余計なキーワードが入っており胡散臭さも感じる逸品となっています。


・「高音質へのこだわり〜」
 DVDディスクのデータフォーマット上で音質というクリティカルな単語を使うのは非常にナンセンスな話であって、そもそもDVDはデジタルデータとして元データを完全に復元するようエラー訂正されてるわけで、音楽CDのような半アナログな要素は無いのです。よってディスクによる音質の違いが現れることはありません。そもそも金反射使って音質上がるなら何でCD-Rの時にやらなかったの?そして何でCD-Rの時に採用してたグリーンコートの発泡素材レーベルやめて普通のプリンタブルにしちゃったの?っていう話。どちらにせよ音質云々の表記は信憑性が限りなく薄い話ですので安易に信用しないように。

・「信頼の耐久性」
 さすがに金反射ですから、反射膜の耐久性という点では通常のディスクを上回るでしょう。勿論反射膜の耐久性だけがDVDの劣化要素の全てではありませんから単純に寿命が伸びるわけではないでしょうけれど、こういう劣化原因となる要素を一つずつ取り除いていくのは良い事だと思います。UltraLife GOLDと同様ハードコートを採用したのも正解だと思います。


とりあえず現行のドライブで4倍速がまともに焼けそうなものを使って5枚ほど焼いてみましたが、さすがにPIE値については選別品という感じで通常のディスクより明らかに低く、パッケージ裏のエラーレートの比較グラフはかなり妥当な表記かもしれないという印象です。TA Testのグラフも非常にきれいです。ただ惜しかったのはPIFについてはそんなに特筆するような値が出ていないこと。結構大きな値がポコポコと出てしまい、太陽誘電なんかと比べるとどうしても若干劣る印象を受けてしまいます。
そして最大の問題点は、5枚とも全部PX-712SAの計測が明らかにおかしいこと。以前MAM-Aの金反射を調べたときもそうでしたが、どうもドライブによっては金反射DVD-Rというのはリード時に問題が出ることがあるようです。そもそも金は銀反射層よりも反射率が小さい素材なわけで、MID同じのままでそれに対応しようと考えるのがそもそもの間違いなんじゃないかという気がします。金反射DVD専用にMIDを用意していたMAM-Eのメディアや、互換性重視のために金の上に銀反射層を重ねていたVerbatimのUltraLifeGOLDはこの辺りの問題をクリアしていたんじゃないかと思うんですが、この製品がその辺の対策をしっかりしているのかどうかはかなり疑問です。

エラーレートも低く記録特性も落ち着いています。ハードコートも魅力的ですし金反射はマニア必涎モノでしょう。しかし果たして1枚\1000弱という値段に釣り合うほどの品質を備えているかというとかなり微妙で、更にドライブによっては互換性に若干の問題を抱えているかもしれません。結論として、やはりごく一部のマニア向け製品であり、実用的な製品ではない気がします。そもそも価格がまず高すぎるんですよね。単純に性能を追求するのならば森メディア買った方が全然良いでしょう。同じ三菱内で言うならば、VerbatimのUltraLife GOLDの方がバランス取れてて良いんじゃないかと思います。

しかしコレクターとして、「品質なんかどうだっていい、珍しければそれでいい」の糞メディアに愛を的な立場から非常に逸般的な意見を言わせて頂くのならば、三菱よくやった最高のネタを有難うと言わせて頂きたい気分です。まあ、あくまでマニア層がコレクションとして購入する程度でしょうけれど、マニアとしては是非1枚は持っておくことをお勧めしたい逸品です。製品の特性上市場に数が殆ど出ないでしょうからコレクションとして購入するなら早めが良いでしょう。市場から消えたら再入手は難しくなりそうです。


ついでにこれは突っ込んでいい所なのかどうかわかんないんですが……

このメディア、どの辺がグリーンなの?

Total Rank ...... A- [ 119 / 150 P ] (79.33 %)


ランク表記の評価基準
BenQドライブの計測グラフの見方 / PLEXTORドライブの計測グラフの見方 / LITEONドライブの計測グラフの見方 / Jitter/TAグラフの見方





選択可能な記録速度 : [2x-4x]
CDSpeed "Create DataDisc"
- CDSpeedでのデータディスク作成時の速度グラフ -
CDSpeed Quality Scan with BenQ DWxxxx
- BenQドライブでのCDSpeed 品質テストグラフ -
PlexTools Professional Q-Check PI/PO with PLEXTOR PX-760A
- PX-760AでのPlexTools Q-check PI/POのグラフ -
PxScan PISum8 with PLEXTOR PX-712SA
- PX-712SAでのPxScan PI 8ECC Sumテストのグラフ -
8/1ECC Sum with LITEON Writer
- LITEONドライブでのPIE/PIFのグラフ -
Jitter/Beta Test by PxScan/DVDScan
- PxScan等によるJitter/Betaグラフ -
品質評価……B BenQ 760A 712SA LITEON Jitter Total
6 / 8 P 7 / 8 P 0 / 5 P 6 / 8 P 1 / 1 P 20 / 30 P
さすがに4倍速盤だけあって、TA TestやPIEの値は良好ですが、PIFが微妙に安定しません。あとこのドライブに限らずPX-712SAの結果が変です。
上へ



選択可能な記録速度 : [1x-2x-4x]
CDSpeed "Create DataDisc"
- CDSpeedでのデータディスク作成時の速度グラフ -
CDSpeed Quality Scan with BenQ DWxxxx
- BenQドライブでのCDSpeed 品質テストグラフ -
PlexTools Professional Q-Check PI/PO with PLEXTOR PX-760A
- PX-760AでのPlexTools Q-check PI/POのグラフ -
PxScan PISum8 with PLEXTOR PX-712SA
- PX-712SAでのPxScan PI 8ECC Sumテストのグラフ -
8/1ECC Sum with LITEON Writer
- LITEONドライブでのPIE/PIFのグラフ -
Jitter/Beta Test by PxScan/DVDScan
- PxScan等によるJitter/Betaグラフ -
品質評価……A BenQ 760A 712SA LITEON Jitter Total
7 / 8 P 8 / 8 P 2 / 5 P 8 / 8 P 1 / 1 P 26 / 30 P
こちらもPIEは非常に低いんですがPIFはそれほどでもなく、やはりPX-712SA計測が変です。
上へ



選択可能な記録速度 : [2x-4x]
CDSpeed "Create DataDisc"
- CDSpeedでのデータディスク作成時の速度グラフ -
CDSpeed Quality Scan with BenQ DWxxxx
- BenQドライブでのCDSpeed 品質テストグラフ -
PlexTools Professional Q-Check PI/PO with PLEXTOR PX-760A
- PX-760AでのPlexTools Q-check PI/POのグラフ -
PxScan PISum8 with PLEXTOR PX-712SA
- PX-712SAでのPxScan PI 8ECC Sumテストのグラフ -
8/1ECC Sum with LITEON Writer
- LITEONドライブでのPIE/PIFのグラフ -
Jitter/Beta Test by PxScan/DVDScan
- PxScan等によるJitter/Betaグラフ -
品質評価……A BenQ 760A 712SA LITEON Jitter Total
8 / 8 P 8 / 8 P 1 / 5 P 8 / 8 P 1 / 1 P 26 / 30 P
PIEやTAを見る限り非常に優秀な良メディアなんですが、これもPIFは割と普通だったり712が変だったり。
上へ



選択可能な記録速度 : [2x-4x]
CDSpeed "Create DataDisc"
- CDSpeedでのデータディスク作成時の速度グラフ -
CDSpeed Quality Scan with BenQ DWxxxx
- BenQドライブでのCDSpeed 品質テストグラフ -
PlexTools Professional Q-Check PI/PO with PLEXTOR PX-760A
- PX-760AでのPlexTools Q-check PI/POのグラフ -
PxScan PISum8 with PLEXTOR PX-712SA
- PX-712SAでのPxScan PI 8ECC Sumテストのグラフ -
8/1ECC Sum with LITEON Writer
- LITEONドライブでのPIE/PIFのグラフ -
Jitter/Beta Test by PxScan/DVDScan
- PxScan等によるJitter/Betaグラフ -
品質評価……B+ BenQ 760A 712SA LITEON Jitter Total
7 / 8 P 8 / 8 P 0 / 5 P 8 / 8 P 0 / 1 P 23 / 30 P
こちらもほぼ同じ結果。良好な結果が出てるにも拘らず、何故か712計測が変になります。
上へ



選択可能な記録速度 : [2x-4x]
CDSpeed "Create DataDisc"
- CDSpeedでのデータディスク作成時の速度グラフ -
CDSpeed Quality Scan with BenQ DWxxxx
- BenQドライブでのCDSpeed 品質テストグラフ -
PlexTools Professional Q-Check PI/PO with PLEXTOR PX-760A
- PX-760AでのPlexTools Q-check PI/POのグラフ -
PxScan PISum8 with PLEXTOR PX-712SA
- PX-712SAでのPxScan PI 8ECC Sumテストのグラフ -
8/1ECC Sum with LITEON Writer
- LITEONドライブでのPIE/PIFのグラフ -
Jitter/Beta Test by PxScan/DVDScan
- PxScan等によるJitter/Betaグラフ -
品質評価……A- BenQ 760A 712SA LITEON Jitter Total
8 / 8 P 7 / 8 P 0 / 5 P 8 / 8 P 1 / 1 P 24 / 30 P
同上。
上へ


しあにんぶらんち Q-Check AutoForm Ver.Beta